今回のお話は“子供用のガチャガチャ”についてです。元々子供向けの自動販売機として世に出たものですから、子供用のガチャガチャという表現は奇妙な印象を受けますが、現代のガチャガチャは大人をターゲットにしたものが増えており、むしろ大人対象になりつつある傾向にある事を考えると、子供用のうんぬんと分ける方が正解と言えます。

たかだか200円か300円という小銭を投入するだけでおもちゃ入りカプセルが飛び出してくるという、しかも何が飛び出すのかまったくわからないどころか当たり外れさえあるという、実にシンプルでエキサイティングなものだからこそ大人も夢中にさせるのでしょう。世に送り出されてから現代にいたるまでの間、変らず一貫してきたのはクオリティの高いおもちゃ揃いであるという点です。さらに種類も豊富です。職人たちの本気度が1つ1つのガチャガチャからびんびんに伝わってくるからこそ、大人も子供も共に夢中になれるのです。子どもはとても素直ですから、大人の安易な発想ではすぐに廃れてしまいます。

最初のガチャガチャはアメリカ生まれのアメリカ育ちマシーンでしたが、イベント会場や地域のお祭りあるいは縁日では欠かすことのできない花形マシーンである現代、ガチャガチャは日本風土にしっかり根付いた日本のおもちゃに成長しました。完成度の高いガチャガチャは本場アメリカを始め世界各国からも賞賛を浴びています。しかしながらもう一度基本に戻って子供用としてのガチャガチャを見つめ直したくなりました。